前庭のリフォームに伴い既存部分の取捨選択をし、低コストで庭を甦られるよう工夫しました。
既存樹木は十分に生かし四季のうつろいを感じられる空間に仕上げました。
アプローチは既存のものを生かし、違和感なくなじむよう御影石より明るい印象のサビ石の乱貼りで変化をつけました。
建物側の樹木は左からキンモクセイ、台杉、イロハモミジ、モチノキ、足元はリュウノヒゲ
手前:ソヨゴ株立ち(常緑)
設計当初のイメージパースです。お客様にリフォーム後のイメージが伝わりやすいよう打合せごとに何度も修正を重ね、ご納得していただいた上での施工となりました。
前庭リフォームのご依頼で現場は四方壁に囲まれておりやや暗い印象でした。
建物部分は既存のままなので、新しい素材を入れた時一部だけ明るくならないよう、既存部との違和感のない調和が必要であった。
樹木は密植していないので、もう少し増やしてもいいと判断した。
既存のキンモクセイを移植し、台杉やモチノキなどを植栽し高木に一体感を持たせ、低木を地被類に替えることですっきりした印象になります。
※キンモクセイは重たいイメージがありますが、このように枝を透かしてやると自然な明るい樹木になります
既存のアプローチを活かしながらも、サビ石の乱貼りと白い砂利でアプローチの面積を増やすことで、明るい空間になります。