ご自宅の塀は大丈夫ですか?

 ご自宅の家の周りを囲む石積みやブロック塀を一度点検してみてください。特に設置後30年以上経過しているような塀は変色や黒ずみなどの外見の変化だけでなく、ひび割れや欠けなど思わぬところに発見することもあります。

 特に、下記のような状態になっているのをそのまま放置しておくと地震の際に思わぬ危険にさらされることもありますので、特に注意が必要です。いつも見慣れた風景になって以前と特に変わらないとお思いかもしれませんが、この機会に是非、家の塀を点検なさってみてください。

もしなにか気になるところがあれば遠慮なくご相談下さい。


傾き、揺れ
 

倒壊の危険度 ★★★

ブロック塀や大谷石の塀などで目視して傾きがあるものや、多少でも揺れがある場合はご相談下さい。地震時に倒壊の危険性が高いです。早めの対策をお勧めします。特に厚みの薄いブロックで8段以上積み上げいる場合は注意が必要です。

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目地部分のすき間

倒壊の危険度 ★★

石やブロックを積む際に継ぎ目にコンクリートなどを充填した部分を目地材と言いますが、この部分のコンクリートなどが剥がれ落ちすき間が出来てい状態です。箇所が多かったり、すき間が大きい場合はできるだけ早めの対策が必要です。


石積みの崩落
 

倒壊の危険度 ★★

こちらの石積みは高さが低いため、大きな倒壊には至らないと思われますが住宅地でよく見かける60cmくらいの石積みの上にブロック塀などを積み上げている場合、崩落の箇所が多かったり目地が剥がれている場合は、危険です。


ひび割れ

倒壊の危険度 ★

このような大谷石によくみられるひび割れは構造上倒壊に直接結びつかないものもありますが、危険なひび割れかそうでないのか判断が難しいと思われますので、地震の度にひび割れの範囲が広がっていたり、ひびが深くなっていたら一度ご相談ください。