地震への備え

ブロック塀の改修 

 昨今の自然災害の中でも、よくご相談いただくのが頻発する地震への備えとして、ブロック塀などの塀の改修です。

 道路際のブロック塀にひびが入ったり、老朽化で倒壊しないかと心配になります。通学路になっている道路では特に対策を急がれるところです。もし、ご自宅の塀にこのような心当たりがあれば一度ご相談下さい。

各自治体のほうでも『ブロック塀等撤去改修工事補助金』などの制度があります。ブロック塀を撤去し軽量フェンスを設置する場合等要件を満たした場合は、この制度を活用することが出来ます

ぜひこの機に一度ブロック塀の見直しをご検討下さい。

門塀改修 参考施工例

  1. 門塀改修 大谷ブロック+御簾垣(人工竹垣)
  2. ブロック塀改修 イブキ生垣→軽量フェン
  3. 石積み部崩れ 新規ブロック塀+軽量フェンス
  4. 大谷石門塀改修

  自治体の補助金制度(参考)

門塀改修 御簾垣(竹垣)

前面道路が通学路になっている門塀の改修工事です。学校が近くにあるため小学生や園児がよく行き来するため、通学中にもし地震が発生したら心配だとご相談いただきました。

 昔ながらの日本家屋や庭の雰囲気を維持しながらも、地震対策の出来るようにと、重厚感のある大谷ブロックの上に、軽量フェンスではなく御簾垣を設置した事例をご紹介します。

施工前

スタッフからのコメント

このような立派な塀瓦は和風庭園でよく見られとても風情のある景色ですが、強い地震が来た時には倒壊の危険があります。

施工後

スタッフからのコメント

重厚感のある大谷ブロックは2段積みで高さがない上に、御簾垣パネルも丈夫な支柱で支えているので倒壊の危険は少ないです。

ブロック塀改修 イブキ生垣→軽量フェンス

 ブロック塀の上部にカイヅカイブキの生垣のあるお庭。住宅街などでよく目にします。寿命の長いカイヅカイブキは生垣として使われることが多かったのですが、手入れをしないと非常に大きくなってしまいます。また変色したり、部分的に枯れてしまったりと毎年の剪定が欠かせません。

 そこで、こちらのお客様のイブキも少し枯れや変色がみられるのでブロック塀の改修と同時にイブキを撤去し、軽量フェンスに取替えを行いました。

施工前

スタッフからのコメント

カイヅカイブキの枯れや変色が見られます。ブロック塀も経年変化により汚れが目立っています。

地震対策というよりは、毎年のイブキ剪定のコストカットできるという点に於いて改修が有効です。

施工後

スタッフからのコメント

カイヅカイブキの伐採・伐根を行い、新しくブロック積みを行い、その上に軽量フェンスを設置しました。軽量フェンスは既存の門扉に合わせて形状や色をお選びいただくことができます。

石積み部崩れ改修 生垣→軽量フェンス

 ブロック塀の下部の石積みが崩れてしまったり、コロッと石がはがれてしまっていることがあります。こちらのお客様も門前の石積みが崩れてきていたのと、生垣に枯れが多く出てきていました。屋根付きの駐車場をつくるのと同時に、生垣を撤去し、管理の必要ない軽量フェンスにしました。

施工前

スタッフからのコメント

門柱付近の石積みが崩れ、生垣にも枯れが目立っていました。門柱を撤去し、前面道路に面して駐車場の土間を打ちその奥に門塀を新設しました。

施工後

スタッフからのコメント

門塀を駐車場奥に立て込むことで駐車場と区画し、門扉を設置することで防犯対策にも有効です。また生垣がなくなったことで、毎年の剪定の必要がなくなりました。

大谷石門塀改修

大谷石の門塀は白く温かみのある風合いの石材で、築30年以上くらいの住宅地にはよく目にします。しかし屋外の雨ざらしの状態では経年変化によって、色がくすんで黒っぽくなってしまったり、ひび割れや欠けがみられることがあります。

 こちらのお客様のところでは大丈夫でしたが、塀や門柱が傾いたり、目地の部分がはがれて空洞になってしまうことがあります。そうなってしまうと、突然の地震で門塀が倒壊してしまう危険があります。

 そこで新たに丈夫な基礎と基礎と一体になって塀を強くする鉄筋を配し、地震に強い塀にしました。

施工前

スタッフからのコメント

こちらお客さまと同じように大谷石の門塀が黒ずんできたり、ひび割れを見つけ倒壊が心配になったら、見てもらうだけでは悪いとご遠慮なさらず、ぜひ一度ご相談下さい。

施工後

スタッフからのコメント

塀の出来上がりからは見えないのですが、地震に強い塀にするために重要なのは基礎と鉄筋なのです。適切に鉄筋を配置した塀に作り替えたので、突然地震が来てもご安心いただけます。

自治体の補助金制度

葛城市の場合

ブロック塀等撤去改修工事補助金

ブロック塀等の撤去工事及び軽量フェンス等の設置工事について下記の

   とおり補助金がでます

   補助対象経費の1/2(千円未満端数切捨て)

   補助金限度額 100,000円(ブロック塀等の撤去工事)

          200,000円(軽量フェンス等の設置工事)